Pixiaで文字入れする方法(3)文字スタンプモード

Pixiaで文字入れする方法の二つめです。

前回までは、一番スタンダードな方法である、『「描画」メニュー内の「文字」ツールを使う方法』を紹介しました。

今回は、Oパネルの「文字スタンプモード」を紹介します。

Pixiaで文字入れする方法(3)文字スタンプモード

この機能、正式名称は分からないので、とりあえず「文字スタンプモード」と勝手に呼んでいます。

スタンプと言うか、ペンやブラシのかわりに文字で描画するような感じになります。

【図】スタンプモーの概要 【図】

私は最近まで、Pixiaにこういう機能があるのは知りませんでした。Pixia倶楽部の掲示板「Pixia自由ひろば」の書き込みを見てはじめて知った機能です。

以下はその掲示板の書き込みの引用。

5674 番:通りすがり ’09/01/29(木) 22:39:44
≫ちはるさん

もう自己解決してるかもですが……

>テキストの入力画面のような物

ペンでテキストがスタンプ出来るモードです。

キャンバスが開いているなら、そのパネル内の右下にある緑っぽいボタンで

通常のペンパネルに戻ると思うのですがどうでしょう?

ちなみに、Shiftキーを押しながら同じボタンをクリックする事で、いつでも呼び出す事が出来ます。

そんな便利な機能があるなんて!Pixia長く使ってても、まだまだ知らないことがいっぱいあるなぁ、と思いましたよ。

説明の流れ

さて、今回も、

  1. 基本的な操作の手順
  2. 詳しい設定方法
  3. 注意点
  4. 具体的な作例
  5. 長所や短所

の順に説明していきます。(参考サイトは見つからなかったので省略します。)

基本的な操作の手順

「文字スタンプモード」の基本的な操作の流れは、以下の通りです。

  1. Oパネルの右下の緑のボタン(ブラシ←→ペンの切り替えボタン)を、[Shiftキー]を押しながらクリック。

    【図】スタンプモード:手順1
  2. パネルの表示が文字を入力するモードに切り替わる。

    【図】スタンプモード:手順2
  3. 文字の入力、サイズやフォントの指定などを行う。

    【図】スタンプモード:手順3
  4. 設定が終わったら、キャンバス上でクリック。文字がスタンプされる。

    【図】スタンプモード:手順4
  5. Oパネルをペンやブラシモードに戻すときは、緑のボタンを普通に左クリックする。

    【図】スタンプモード:手順5

つぎは、設定方法をもう少し詳しくみていきます。

文字スタンプモードの詳しい設定方法

文字スタンプモードのOパネルの設定項目は以下の通りです。

  1. 文字の入力
  2. サイズの指定
  3. フォントの指定
  4. 太字・斜体の指定

 【図】文字スタンプモードのOパネルの設定項目

フォントの指定方法

フォントの指定方法は、

  1. フォント名の書かれたボタンをクリック。
  2. フォントリストが出る。

    【図】スタンプモード:フォントの指定 【図】
  3. 好きなフォントをクリック。

という感じです。

注意点
  • 文字の色はカレントカラー(現在選んでいる色)で描画されます。
  • 色以外に、任意の画像ファイル・部品庫・テクスチャを選択することもできます。 (※「画像で直接描画しますか?」というダイアログが出るので、「いいえ」を選択します。)
  • t値・d値の影響を受けます。
  • 長い文字列は、フォントサイズが大きいと、途中で切れてしまいます。

    【図】スタンプモード:注意―長い文字列は途中で途切れてしまう。 【図】
作例

いくつか具体的な作例をつくってみました。

作例1

【図】文字スタンプ:作例1

  • 文字色―黒
  • フォント―Impact
  • フォントサイズ―100
  • t値―255
  • d値―255
作例2

【図】文字スタンプ:作例2

  • 文字色―茶色(グラデーション)
  • フォント―Times New Roman
  • フォントサイズ―100
  • t値―255
  • d値―255
作例3

【図】文字スタンプ:作例3

  • 文字色―任意の画像ファイル
  • フォント―RN-Gothic1
  • フォントサイズ―100
  • t値―170
  • d値―255
長所・短所
長所
  • 他の方法とくらべると、手軽に文字が入れられる。

とくに同じ文字をスタンプする場合、ポンポンとクリックしていけば良いので楽です。

短所
  • 改行できない。
  • 縦書きできない。
  • フォントサイズが大きいと、長い文字列は途中で切れてしまう。(文字サイズを小さくすれば、入力できる文字数が増える。)
まとめ

まとめると、「文字スタンプモード」は、

  • 短い文字列を簡単に入力(スタンプ)したいときに便利
  • 長い文字列や凝ったロゴの作成には向かない

という感じでしょうか。

さて、次回は、フィルタを使って文字を入れる方法を紹介します。

★このシリーズをPixia講座としてまとめ記事にしました。→Pixiaで文字入れする3つの方法

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