メイキング:2009年秋トップ絵(4)

トップ絵メイキング、第4回です。

前回は色マスク作成まで進みました。

今回は、基本色を塗っていきます。

とくに肌の塗り方を詳しめにとりあげます。

基本色を塗る

基本色用のレイヤを追加する

まず、基本色用のレイヤを追加します。

Lパネルの「編集」ボタン→「追加」でレイヤを追加して、レイヤ名を「基本色」にします。

レイヤを「マスク」レイヤと「線画」レイヤの間に移動します。

マスクレイヤは非表示にしておきます。

【図】レイヤの順番

この基本色レイヤに、パーツごとに基本的な色を塗っていきます。

肌の基本色を塗る

最初に、肌の基本色を塗っていきます。

「マスク」レイヤで肌部分を領域選択する

「マスク」レイヤで肌部分を領域選択します。

  1. 「■[領域]ー閉鎖域」ボタンをクリック。

    【図】「■[領域]ー閉鎖域」ボタン
  2. Oパネルの「見たまま」となっているボタンをクリック。
  3. 「任意のレイヤ」をクリックし、レイヤを「マスク」レイヤに設定する。

    【図】境界の設定
  4. 「補助設定」ボタンまたは「表示」メニュー→補助設定で、補助設定ウィンドウを出す。

    【図】補助設定を出す
  5. ペイント設定の「領域外をマスク」にチェックを入れる。

    【図】「領域外をマスク」にチェックを入れる。
  6. 肌色を塗る部分をクリックして、領域選択する。([Shiftキー]を押しながらクリックすると、複数箇所を同時に選択できます。)

    【図】肌部分を領域選択する。

これで塗る準備ができました。

肌部分の基本色を塗る

まだ「■[領域]ー閉鎖域」モードのままなので、ツールバーの「■フリーハンド[補間]」ボタンをクリックして、色が塗れるようにします。

【図】「■フリーハンド[補間]」ボタン

肌色パレットは以下のものを使います。

【図】肌色パレット

基本色塗りのときは、左上の一番明るい色を塗っていきます。

光の当たる方向を考えて、明るい部分を塗り残す

光の当たる方向を考慮に入れて、明るい部分を塗り残すように塗っていきます。

【図】光の当たる方向と塗り残す部分

t値は170/255ぐらい、ブラシは左上の薄いものを使います。ブラシサイズはやや大きめで、ざっくりと塗っていきます。

消す時は「消しゴム」で消していきます。

ざっと塗り終わりました。

【図】肌基本色塗り終わり

ぼかしてなじませる

つぎに、色の境目をぼかしてなじませます。

「ぼかす2」でざっくりぼかし、「ぼかす」で滑らかにする、という順番でぼかしていきます。

【図】「ぼかす」と「ぼかす2」

t値はさっきと同じく170/255ぐらいです。

なじませるのは、頬など滑らかなカーブの面です。鼻などの鋭角的な面や髪の毛の影などは、色の境目をくっきりさせておきます。

なじませ終わったら、肌の基本色は終了です。

【図】肌の基本色終了

肌以外の部分の基本色を塗る

他の部分も、肌と同様に「明るいところを残してざっくり塗って、ぼかしてなじませる」の繰り返しで塗っていきます。

肌以外の基本色も塗り終わりました。

【図】肌以外の基本色終了

これで基本色は終了です。

つぎは明暗部分を塗っていきます。

つづきは土曜日ごろの予定です。