描きやすいと噂のフェルト芯を、ハードフェルト芯と比較してみた
前に書いたペンタブレット用替芯の記事の最後で「気になる」と言っていたフェルト芯、先週ついに買ってみました!
うわさどおり柔らかくてサラサラした描き味。紙に鉛筆で描くのに近いです。
ただ、使ってみると、特徴が似ているハードフェルト芯でもそんなに変わりは無いな~と感じました。
今回はフェルト芯とハードフェルト芯を実際に使って比較してみたので、フェルト芯(orハードフェルト芯)を買おうか迷っている人は参考にしてみてください。
※ここで紹介しているフェルト芯はWacomのプロペン用フェルト芯です。プロペン2用フェルト芯ではありません。ご注意ください。
フェルト芯とは?
Wacomが販売しているペンタブレットのペン用替芯のひとつ。名前のとおりフェルトで出来ています。フェルト芯(ワコムストア)
Intuos3専用と書いてありますが、私はIntuos4&プロペンで問題なく使えています。
似た製品にハードフェルト芯があります。こちらも材質はフェルトです。ハードフェルト芯(ワコムストア)
フェルト芯とハードフェルト芯のスペック比較
素材・色
価格
- ワコムストアではどちらも1,080円(税込み)。
- まとめ買いならワコムストアがお得……だけどフェルト芯はセット販売無しorz
ハードフェルト芯セット(5本入り×4セット)
標準芯セット(標準5本×4パック)
耐久性
筆圧や使用頻度しだい。
私はハードフェルト芯もフェルト芯も使用期間が短いのでなんとも言えません。
ちなみに使用者の意見をざっと調べてみた限り、どちらも耐久性は低そうです……ハードフェルト芯の方が多少は長持ち、なのかなぁ?
フェルト芯の世間の評判
使用感は、フェルト芯は
- 「鉛筆に近い描き味」
- 「紙に書いているような感じ」
という肯定的な感想が多いようです。
いっぽうで、
- 「摩耗しやすい」
- 「筆圧が強いとキュッキュッと音がする」
という感想もあります。
繊維を固めているので適度な摩擦があってペン先が滑りにくい、ソフトな描き味がフェルト芯の長所。
それは同時に<摩擦が大きい=すり減りやすい>という欠点でもあります。筆圧をかければ繊維が柔らかくなり、先が開いてしまう可能性もあるわけです。
描きやすさを取るか、耐久性を取るか……悩みどころですね~。
実際に使ってみた感想
フェルト芯とハードフェルト芯、ついでに参考として標準芯で実際に描き比べてみました。
同じ下描きからざっくりペン入れ。(CLIP STUDIO PAINT使用)
フェルト芯は細い線が描きやすい。繊細な表現に向いている気がします。
ハードフェルト芯はぬるぬる描ける感じ。線の強弱が付けやすいです。
アナログでGペンと丸ペンやスクールペンなどペン先を交換するみたいに、描きたい部分に応じて芯を交換するのも良いかも。
描き味メモ
- ペンが当たる感覚は、柔らかい順に→フェルト芯>ハードフェルト芯>標準芯
- ペン先の滑りにくさも フェルト芯>ハードフェルト芯>標準芯
- フェルト芯は「シャ…シャ…」という感覚が手に伝わる。
- ペンタブ表面に芯が引っ付く感じ。長い線もブレにくい。
- キュッキュッっていう音が鳴って滑りが悪くなる時がある(オーバーレイシートがはげてる部分?)
- 標準芯はめっちゃ滑る!コツコツして固い感覚。
- ただし、力を入れなくてもスル~~ッと描ける。
- フェルト芯と標準心の中間の描き味がハードフェルト芯。
芯のすり減りぐあい
2週間近く使って、フェルト芯の先はどの程度すり減ったかな?
ん~、まだそんなに減ってはいません。
ただ、使用したのは短時間です。毎日10分程度のお絵描き基礎練でしか使っていません。
ガンガン使ってみないと本当の耐久性は分かりません。引き続き観察します。
先が黒くなって、ちょっと削れているのが分かるでしょうか?(ピンぼけしちゃってますが……)
まとめ
フェルト芯とハードフェルト芯、どっちが良いの?
「ハードフェルト芯でもまだ固い、滑る感じがする……」という人は、より摩擦が大きいフェルト芯を試してみる価値はあると思います。
摩擦が大きいといっても、描き味にはあまりクセがありません。紙に鉛筆で描くような感じ。描きやすいです。
- アナログに慣れ親しんでいる人
- ペンタブのツルツル&カツカツした感触が苦手な人
- ペンが滑って思い通りに線が引けない人
↑こんな人にはフェルト芯がオススメ。
ただそこまで大きな違いは無いので、ハードフェルト芯に不満がない人は使っても使わなくてもどっちでも良い気がします(^_^;)
ペンタブ向いてない……とあきらめる前に、道具や環境を整えてみよう!
お絵描きの上達には技術やセンスを磨くのが大事ですが、同じくらい道具や環境を整えることも大切だと、最近感じています。
芯やペンなどの道具。姿勢やペンの持ち方、手の動かし方。
ちょっとした工夫で描きやすさが変わります。
難しい道具をがんばって使うのも練習ですが、自分に合った道具を使えば「お絵描きが楽しくなる&上達する」で一石二鳥。
私も、自分に合った道具や描き方を探して試行錯誤をつづけたいと思います。……さて、つぎはオーバーレイシートを買ってみようかな!
(……下手なのを道具のせいにしている気がしなくもないけど、道具で解決できるならいくらでも道具のせいにしてやるぜ!!)←開き直り
プロペン2用替芯
フェルト芯↓
標準芯↓
↓ペンタブ関連の他の記事も参考にどうぞ!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません