Wacom Pro Pen slim レビュー
Wacomから発売された新しいペン、Wacom Pro Pen slim。細身で、鉛筆のような使い心地という触れ込みのペンです。
というわけでさっそく使ってみました。結論から言うと、細い!軽い!描き込みやすい!
手の小さい人や細身のペンが持ちやすいと感じる人、細かい描写をしたい人にオススメです。
ただし、「細い!軽い!描き込みやすい!」という長所は、そのまま短所にもなるなと感じました。
なので、用途に応じて既存のPro Pen2等と使い分けるのが良さそうです。
外観など
太さ比較。真ん中がPro Pen Slim。右はPro Pen2。左は、手持ちのボールペンの中で太さが一番似ていたSARASA dry。
Pro Pen2に慣れていると、めちゃくちゃ細く感じる
持ってみた最初の印象は、「ほっっっっそい!」
グリップ部分の太さは、
- Pro Pen2
- 15mm
- Pro Pen slim
- 11mm
です。4mm違うとこんなに細く感じるものか……。
最初は「ちょっと細すぎない?!」と感じるくらい違和感がありました。
でも少し使うと慣れてきて、すぐに違和感は消えました。
今は逆に、Pro Pen2を持つと「ちょっと太すぎない?!」と感じるぐらいです。慣れって怖い……。
手が大きい人には扱いにくい可能性はある
細身のペンなので手が小さい人は持ちやすいんじゃないかなと思います。
反対に、手が大きい人はちょっと扱いにくいかもしれません。
このへんは個人差もあるし、使ってるうちに慣れる場合もあります。可能であれば店頭などで試し描きしてみるのをおすすめします。
太さの比較
グリップ部分の太さは11mm。Pro Pen2は15mmです。手持ちのボールペンと持ち比べてみたところ、SARASA dryよりもやや細いくらいの太さでした。
こうして見比べてみると、ProPen2より細いのが分かると思います。
持った感覚はSARASA dryよりさらに細いです。
Pro Pen slimで描いたイラスト
Pro Pen slimで描いたのがこちらの3枚。ほぼ落描きなので参考になるか分かりませんが、ラフ~色塗りまでPro Pen slimで描いています。
細かい所が描きやすい。ついつい描き込んじゃう。
いくつかイラストを描いてみて、「線画などの細い部分や繊細な描写がしやすいな~」と感じました。
逆に、大きくザックリ描こうとしても気がついたら細かい部分を一生懸命描き込んでいた……という事もしばしば。
Pro Pen2ではあまりそういう事は無かった気がします。不思議。
用途に応じてペンを使い分けると良い感じ
上記のように、細かい部分が描きやすい反面、描き込みすぎてしまう傾向もあるため、今は以下のようにペンを使い分けています。
- ラフや下描き、大雑把な塗り → Pro Pen2
- 線画や細かい部分の塗り、描き込み → Pro Pen slim
Pro Pen2を使ってるタブレットなら設定無しですぐ使える!
そのほか地味にありがたかったのは、とくに設定しなくても箱から出していつもどおりペンタブに乗っけたらすぐに使えたところです。
Pro Pen2に対応しているタブレットなら、設定無しですぐに使えるようです。設定作業に余計な時間取られないのはありがたいですね。
個人的にPro Pen slimの向き不向きを考えてみると……
Pro Pen slimを使うのに向いていそうな場合と、そうでない場合を考えてみました。
- Pro Pen slimが向いていそうな場合
- 手が小さい
- 細身のペンが好き
- 細かい描き込みをしたい
- Pro Pen slimが向いていないかもしれない場合
- 手が大きい
- 太軸のペンが好き
- 大きく勢いよくペンを動かしたい
まとめ
というわけで、Pro Pen slimをしばらく使ってみた感想をまとめました。
- 細い!
- 軽い!
- 細かい部分や繊細な描写がしやすい
- 大きくザクザク描くのははちょっとやりづらい
- 用途に応じてPro Pen2と使い分けると良さそう
……という感じです。
細身のペンが好きな人はとくに試してみる価値はあると思います。
気になるけど、どうしようか迷う……という人は店頭などで実際に持ってみて、試し書きしてみて下さい!
個人的にはかなり気に入っています。Pro Pen slimを使って、苦手である繊細な描写や細かい部分の丁寧な描き込みをがんばるぞ!
というわけで、今回は以上です!でわでわ~(^ワ^)ノ
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