2017年振り返り後編
後編の今回は、今年の目標漢字「開」を実現できたかどうかを、年初に書いた記事を元に確認していきたいと思います。
「開けた」2017年
2017年は、一言で言えば「開」けた年でした。
とくにLive2D Creative Awards 2017で受賞したことで、一気に扉が開いた感じです。少し自信が持てました。また、目標・課題が明確にもなりました。
イラストACや漫画など、そこそこ定期的に作品を作ることができました。作品作りやブログの運営等も含め、生活全体にリズムが出来てきた気がします。
「開けなかった」2017年
いっぽうで、「開」けなかったことも沢山あります。
まず運動不足。外に行かなすぎ。行こうと思って結局面倒くさくて行かなかったパターンが多すぎる。
つぎにインプット不足。2017年振り返り前編でも書きました。見たり読んだりしたものを掘り下げたり、思考を深めることができていません。
絵や漫画をもっと上手くなりたい! と思った1年でもありました。(思わなかった年は無いんですが) 練習量と実戦が圧倒的に不足しています。もっと練習して、かつ打席に立ってバットを振る回数を増やさなければ……。
そのほか心残りなのは、3Dを勉強しようと思ったのに全く手を付けられなかったこと。絵や漫画その他の今後の創作にきっと必要だし面白そう、なのに手を付けられなかった。Blenderのテキストは買ってあるので、来年は最低1つは何らかのモデル作りをやりたいと思います。
「停滞感の打開」
2017年を振り返ると、「停滞感の打開」はしっかり実現できた気がします。
去年までの停滞感を突破して、これだけの事ができたのは何故か? それは、以下のような要因があったからだと考えています。
- とりあえずやってみる姿勢
- → イラストAC、グッズ販売、百合漫画、note
- 本気で取り組む
- → Live2Dアワード
- 作戦を立てる
- → Live2Dアワード
- 攻略対象を分析する
- → Live2Dアワード
……こうして並べてみると、Live2Dアワードと、それ以外の取り組みの差が興味深いですね。「とりあえずやってみる」の一歩先に進むことで、もっと飛躍できそうな感じがします。
「心を開く」
人間関係ではあまり心を開けなかった。
誰かと会って話したり、ということがほとんど無く、人間関係ではあまり心を開けない1年でした……。
人と会うことで良い刺激を沢山もらえる事は分かっているんです。とくに創作活動をしている友人からは、いつも大きな刺激を受けています。
しかし元々コミュ障気味で、人と会うと疲れるんですよね(^_^;) なのでどうしても億劫になり、誰とも会わず、引きこもり or お一人様で楽しむ感じになってしまいます。
創作活動ではちょっと心を開けた
絵や漫画などの創作活動では、ちょっと心を開けた1年でした。
一番大きいのはLive2Dアワードです。「賞を取るなんて無理だよ」という諦めの姿勢を抑えて、正面から賞を狙いに行く事ができました。(詳しくは→Live2D Creative Awards 2017で、クリエイティブ賞を受賞しました! | ND!気まぐれ日記)
また、noteで公開した漫画に課金エリアを設けたことも、自分の心の扉を開けた感じがします。「自分の作品には、他人様に金を払ってもらうような価値は無い」という気持ちを変える一歩になりました。(詳しくは→前から描きたいと思っていた百合漫画を描いて、noteで公開してみた。 | ND!気まぐれ日記)
「大事なことはエンジン全開」
これは、完全には達成できなかった気がします。
百合漫画やLive2Dアワードでは、そこそこガッツリ作品作りに取り組みました。だけど、もっともっと熱量を上げても良かったんじゃないか? とも思います。
バランス重視で失敗しないことを重んじるのが私のスタイルです。でも、もう少し冒険して全力投球しても良いんじゃないか。そうすれば、自分の力量を上げ、限界値を広げることもできるはずです。
「とにかく試しに開始する」
2017年は、「考えすぎる前にやってみる」ことを強く意識しました。
今までなら、1つ始めるのにも半年~1年かかったんじゃないかって気がします。それくらい、新しいことを始めるのは苦手です。
何か始めるときに自分が感じるのは、一言で言えば「不安」です。上記の4つを始めるときも、
- やり方が分からない
- 上手くできる気がしない
- みじめな結果に終わるんじゃないか
- 自分の作品なんかでお金をもらうのが申し訳ない
……等などの不安感で身動きが取れなくなりました。
じゃあどうやって不安感を乗り越えて開始したか。思い返してみると、
- まず一つだけアップしてみる
- 最初から完璧を目指さない
この2つがポイントだった気がします。
「スモールステップ」という考え方があります。コーチングをやっている友達に教えてもらいました。簡単なことから始めて、小さな目標達成を積み重ねていく方法です。
作品を公開する時やグッズを販売する時、最初からすべて完璧に揃えようとするのはやめました。不完全でもとりあえず1つだけアップしてみる。最初の1つは「テスト」。そう考えることで、始めるための心理的なハードルが、かなり下がった気がします。
なお、「自分の作品なんかでお金をもらうのが申し訳ない」という気持ちはまだくすぶっています。完全には越えられていません。これを越えるのが次の課題になりそうです。
「花開かす」
2017年「花開かせたこと」と言ったら、Live2D Creative Awards 2017 しかないでしょう。挑戦して本当に良かった。
「無理じゃないかな……」という気持ちを乗り越えたことで、少し自信がつきました。また、作品作りに正面から向き合うことの重要性に気づくことができました。
Live2D Creative Awards 2017で、クリエイティブ賞を受賞しました! | ND!気まぐれ日記
目標の数値化・具体化が不十分だった
全体的には良い感じだったと思える2017年ですが、課題も山盛りです。とくに、目標の数値化・具体化が不十分だったことが一番の反省点です。
いちおうExcelで「月次レビューシート」を作り、毎月記録してはいました。収入・支出や作った作品数、読んだ本の冊数等など……。
ただ、目標と数値の定期的な見直しが不十分で、ただ記録するだけになってしまいがち。反省も、「先月ぜんぜん本読んでないなーじゃあ今月は読まなきゃー」みたいにふんわりしたことで終わりがちでした。
- 明確な目標値を決める(月収◯◯万円、PV数○○、フォロワー数……等)
- 目標と進捗を日常的に確認する
- 振り返り・見直しを習慣化する
「数値を決める。見えるようにする」というのが、2018年の目標管理の課題です。何か良い方法・ツールは無いか考え中です……。
まとめ:「開」けた2017年が終わり、次のステップへ。
振り返ってみると、「開」という目標漢字のチョイス、めちゃくちゃ良かったなと思います。
何かやろうと思って、でもなんとなく気がのらなくてやめようと思うときもありました。そんな時は、「いや、今年の目標は『開』じゃん。『開』いてこうよ自分!」と思い直しました。
それが新しい挑戦につながり、花開かせることもできました。
- イラストや漫画等の作品作りで新しい挑戦を始めた。
- Live2D Creative Awards 2017で賞をいただいた。
この2つが、「打開」「開始」「開花」を象徴する出来事です。
一方で、「全開」というキーワードは未達成です。
作品も、そして生活も、まだまだ守りに行っています。全体的に安全運転でした。殻を破るには、ときには少しバランスを欠くぐらいにのめり込まないといけないかもしれません。
とはいえ、とにかくいろいろなことを「開始」できたのが2017年の大きな成果です。
この成果に満足せず、「なぜ『開始』『開花』できたのか?」をさらに掘り下げ分析して、来年はもう一つ上のステップへ上がることを目指します。
というわけで、今年一年お疲れ様でした! 来年もよろしくお願いします。
良いお年を!(^ワ^)ノ
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