Pixiaで文字入れする3つの方法(2)「描画」メニュー→「文字」ツールを使う方法 その2:詳しい設定方法など

2016年9月4日

Pixiaで文字入れする方法を紹介するシリーズ。

前回は、「描画」メニュー内の「文字」ツールを使う方法その1として、「文字」ツールの基本的な操作手順を紹介しました。

今回は、「文字」ツールの詳しい設定方法などを紹介します。

目次

  1. 「文字」設定画面でできること
  2. 文字を貼り付ける前の右クリックメニューでできること
  3. 注意点
  4. 作例
  5. 長所と短所
  6. 参考サイト

「文字」設定画面でできること

Pixiaの「文字」ツールの設定画面でできることをまとめました。(設定画面は、ファイルメニューの「描画」→「文字」をクリックすると出てきます。)

  1. 文字の入力(「入力文字」)
  2. フォントの変更(「フォント」)
  3. サイズの変更(「サイズ」)
  4. 横書きか縦書きか
  5. 文字の装飾(太字・斜体・スムーズ・エッジ)
  6. トーンフィルタの使用
  7. 文字をぼかす度合い
  8. 影の位置とぼかし度合い

【図】「文字」設定画面の詳細

設定が終わったら「OK」ボタン。でもまだ終わりじゃない!

設定が終わったら「OK」ボタンを押します。すると、キャンバス上に文字が出てきます。

が、この時点ではまだ文字はキャンバスに貼り付けされていません

文字上で右クリックして出てきたメニューから「このレイヤに貼り付け」または「新規レイヤとして貼り付け」をクリックすることで、キャンバスに文字が貼り付けられます。

【図】貼り付けるときの右クリックメニュー

つぎは、この右クリックメニューでできることを紹介します。

文字を貼り付ける前の右クリックメニューでできること

文字を貼り付ける前の右クリックメニューでできるのは、以下の6つです。

  1. このレイヤに貼り付け
  2. 新規レイヤとして貼り付け
  3. 拡大・縮小
  4. 自由変形
  5. 平行四辺形に変形
  6. 回転
  7. トーンフィルタ
  8. 元のサイズ
  9. キャンセル 
1.このレイヤに貼り付け

カレントレイヤ(現在選択しているレイヤ)に文字を貼り付けます。

2.新規レイヤとして貼り付け

新しいレイヤとして文字を貼り付けます。

3.拡大・縮小

文字を拡大・縮小します。

文字の四隅にあるハンドルをドラッグして、好きな大きさにすることができます。

【図】3.拡大・縮小

※なお、[Shiftキー]を押しながらドラッグすると、縦横の比率を変えずに大きさを変えることができます。

大きさを決めたら、もう一度右クリックして、「このレイヤに貼り付け」または「新規レイヤとして貼り付け」をクリックして貼り付けを確定します。

この最終的な貼り付け確定操作は、以下のすべての操作に共通です。(変形→右クリック→「貼り付け」の流れ)

4.自由変形

四隅+各辺の中点にあるハンドルをドラッグして、自由に変形できます。

ただ、自由とはいっても、実際にはそれほど自由には変形できません。

できるのは直線的な変形のみ。曲線的な変形はできません。

【図】4.自由変形

とはいえ、変な台形や三角など、いろいろと形を変えて遊んでみると楽しいし、新たな発見もあるかもしれません。

5.平行四辺形

四隅+各辺の中点にあるハンドルをドラッグして、平行四辺形に変形させることができます。

【図】5.平行四辺形

ハンドルをドラッグすると、平行四辺形の形が保たれるように他の辺が自動的に調節されます。(四隅のハンドルをドラッグすると分かりやすいかも)これが自由変形との大きな違いです。

6.回転

文字を回転させます。

「回転」を選択すると、回転ハンドルがでてきます。中心から右へ横直線、その先についた四角がハンドルです。

この回転ハンドルをドラッグして回転させます。

【図】6.回転

7.トーンフィルタ

トーンフィルタ効果をつけて貼り付けることができます。

「トーンフィルタ」をクリックすると、トーンフィルタの設定画面が出てきます。ここで模様を選び、OKをクリック。

【図】トーンフィルタの設定画面

再度右クリックから貼り付けをすると、トーンフィルタがかかった状態で文字が貼り付けられます。

【図】トーンフィルタを使った文字

8.元のサイズ

貼り付ける文字がキャンバスからはみ出す大きさだと、キャンバスサイズに合わせて自動的に縮小されてしまいます。

縮小させたくない場合は、この「元の大きさ」を選択してから貼り付けを行います。

9.キャンセル

貼り付けをキャンセルします。

――以上が、貼り付ける前の右クリックメニューでできることです。

つぎは、文字を貼り付けるときの注意点です。

注意点

注意点は、以下の3つです。

  • 文字の色はカレントカラー(現在選んでいる色)で描画されます。 
  • 色以外に、任意の画像ファイル・部品庫・テクスチャを選択することもできます。
  • t値・d値の影響を受けます。

つぎに、具体的な作例を作ってみたので、それを紹介します。

作例

作例1

【図】作例1

  • 文字色―黒
  • フォント―メイリオ
  • サイズ―100
  • 横書き
  • 太字・斜体
  • トーンフィルタ―無し
  • ぼかし―無し
  • 影の位置―2
  • 影のぼかし―4
作例2

【図】作例2

  • 文字色―白
  • フォント―メイリオ
  • サイズ―100
  • 横書き
  • 太字・斜体
  • トーンフィルタ―無し
  • ぼかし―無し
  • 影の位置―2
  • 影のぼかし―4

※作例1の文字色を白に変えたものです。

作例3

【図】作例3

  • 文字色―青
  • フォント―Times New Roman
  • サイズ―100
  • 横書き
  • エッジ
  • トーンフィルタ―無し
  • ぼかし―1
  • 影の位置―2
  • 影のぼかし―10
作例4

【図】作例4

  • 文字色―グラデーション
  • フォント―Impact
  • サイズ―100
  • 横書き
  • 太字
  • トーンフィルタ―有り(下から上へ白くなるやつ)
  • ぼかし―0
  • 影の位置―0
  • 影のぼかし―0

――設定を適当にいじってみると、意外といい感じのロゴができたりします。

つぎは、この文字入れ方法の長所と短所です。(あくまで個人的な感想です。)

長所・短所

長所
  • 「文字」の設定画面の設定しだいで、それなりに良い感じのロゴができる。
  • Pixiaでの文字入れの、標準的なやり方。なので、公式にもチュートリアルがあるし、やり方を解説しているサイトも多い。
短所
  • 影の色が選べない(灰色オンリーなので、文字の色によっては影との色合いが良くないことがある)
  • 改行できない。

参考サイト

最後に、参考サイトを紹介します。

  • Pixiaのチュートリアルの「文字描画機能紹介
  • 「めもぴく」の「文字」のページ((めもぴくトップから、「五十音順」メニュー→「ま行」にリンクがあります。))

とりあえず、これで「Pixiaで文字入れする3つの方法」の一つめ、『「描画」メニュー→「文字」ツールを使う方法』の紹介を終わります。けっこう長い記事になっちゃったなぁ。(^^;)

つぎは「Pixiaで文字入れする3つの方法」の二つめ、「文字スタンプモード」についてまとめていきます。

★このシリーズをPixia講座としてまとめ記事にしました。→Pixiaで文字入れする3つの方法

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