Pixiaバージョン5の使い方:線画の色変え方法
Pixiaバージョン5を使い始めて1ヶ月、徐々に操作に慣れてきました。
が、今まで使っていたバージョン3.3kでやっていた操作と違う部分もあって、まだ戸惑いもあります。これはとにかくたくさん使って慣れるしかないですね。
さて、イラスト作成でありがちな作業の一つ、線画の色変え。Pixia3.3kとバージョン5では若干方法が違うので、今回はそれをメモ的に書いておきます。
Pixiaのバージョンは5.40c1です。
2011年6月19日追記:もっと簡単な方法がありましたorz
透明色を使った線画の色変え方法
Pixiaバージョン5では、レイヤに透明色プレーンが標準でついてきます。レイヤパネルの「画像」ボタンをクリックすると、「透明」というメニューがあります。ここをクリックすると、透明色の編集ができるようになります。
透明色プレーンを白で描画すると不透明に、黒で描画すると透明になります。
これと、Tボタンの透明部分への描画抑制機能を利用して、線画の色変えをする方法を紹介します。
STEP1. 1枚のレイヤに結合された線画ファイルを用意する
※レイヤを分けて線画を描いていた場合は、メニューバーの「画像」→「非表示レイヤを破棄して新規ウインドウ」と「不透明にする」にチェックを入れて「OK」をクリック。
STEP2.「チャンネル間のコピー」で、画像プレーンを透明色プレーンにコピーする
メニューバーの「画像(I)」→「チャンネル間のコピー(N)」で、コピー元を「明度」、コピー先を「透明色」にして、「反転してコピー」にチェックを入れて「OK」をクリック。
↓すると、こんな感じになります。背景色をピンクにしてあるので、ピンクの部分は透明になって背景が透けて見えています。
↓透明色プレーンを見てみます。レイヤパネルの「画像」ボタン→「透明」をクリック。
濃い青の部分が明度0=透明の部分、水色の部分が不透明な部分です。
STEP3.Tボタンをクリックしてから、好きな色で塗りつぶす
レイヤパネルの「透明色」ボタン(さっきは「画像」と書いてあったボタン)をクリック→「画像」をクリックして、画像プレーンに戻ります。
次に、レイヤパネルのTボタンをクリックして、透明部分への描画抑制を有効にします。(赤い線がTからはみ出していない状態であればOK)
Tボタンをこの状態にすると、透明部分に描けなくなります。描けるのは、不透明部分のみです。
好きな色で塗りつぶす
Tボタンを有効にしたら、好きな色を選んで「■塗りつぶし」ボタンをクリック。線画のみ(不透明な部分のみ)が塗りつぶされて、色変えができました。
トーンフィルタでグラデーションにすることもできるし、透明色プレーンでフィルタを使えば線画をぼかしたりすることもできます。
メリット:アルファプレーンを追加するより手間が少ない
一通り試してみましたが、3.3kでやっていた「透過色プレーン」を追加してやる方法と同じように使えると思います。
もちろん、これまで通りプレーンを追加して線画の色変えをすることもできます。ただ、同じことができるのなら、アルファプレーン追加の手間がかからない分、透明色を使った方が多少手軽ではないかと思います。
※アルファプレーンを追加する場合は属性を「透過」にして、「チャンネル間のコピー」でコピー元を「明度」、コピー先を「アルファ」、「反転してコピー」にチェックを入れてOKをクリック。でも、わざわざこの方法使うメリットあるかしら……。
2011年6月19日追記:もっと簡単な方法がありました。
最初のステップ、1枚のレイヤに結合された線画ファイルを用意するところまでは一緒です。
そのあと、メニューバーの「画像(I)」→「線画レイヤの作成(P)」をクリックすれば、線画が透明色に貼り付けられた状態のレイヤ1が自動的に作られます。
あとはSTEP3の手順の通り。レイヤ1を、Tボタンで透明色の保護を有効にした状態で好きな色で塗りつぶせば線画の色変えができます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません