Pixia覚え書き:縁取り文字を作る4つの方法(1)

2018年11月6日

Pixiaで縁取り文字を作る4つの方法を紹介します。

今回は、レイヤを2枚使い「領域を太らせる」を使った、一番シンプルな方法を紹介します。

「領域を太らせる」を使う、シンプルな方法

参考サイトは↓です。
pixiaで自分の書いた文字に縁をつける方法を教えてください(Yahoo知恵袋より)

ベストアンサーの回答を参考にしながら、縁取り文字を作っていきます。

手順は、

  1. 新規にレイヤを2個作る。
  2. 手前のレイヤ(レイヤパネルの画面上では下にある方)に文字を入れる。
  3. 上にあるボタンの[■領域]ー閉領域で、2で書いた文字を選ぶ。
  4. メニューの「領域」から「領域を太らせる」で好きな太さまで領域を太らせる。
  5. 奥のレイヤ(レイヤパネルの画面上では上にある方)を縁取りしたい色で塗りつぶす。
  6. 領域を解除する。

です。

図で示すと、こんなイメージです。

ちなみに、Pixiaのバージョンは3.3kです。

1.新規にレイヤを2個作る

まずは「ファイル」メニューから「新規作成」をクリックして、適当な大きさのキャンバスを作成します。今回は256px×256pxの正方形のキャンバスにしました。
【図】新規キャンバスを作成する

つぎにLパネルの「編集」ボタン「追加」をクリックして、フルサイズのレイヤを追加します。
【図】レイヤを1枚追加する

これで、レイヤが「LAYER0」と「LAYER1」の2枚になりました。

2.手前のレイヤ(レイヤパネルの画面上では下にある方)に文字を入れる

つぎに手前のレイヤ=「LAYER1」に文字を入れます。

今回はフリーハンドで描いてみました。
【図】「LAYER1」に文字を描く

縁取りの中の色で描きます。中の色を白にしたい場合は、後で変更できるので、とりあえず適当な色で描いておきます。

3.上にあるボタンの[■領域]ー閉領域で、2で書いた文字を選ぶ。

つぎに、ツールバーの「[■領域]ー閉領域」ボタンを押して、閉鎖域選択モードにします。
【図】「[■領域]ー閉鎖域」ボタン

複数の場所を選択する時は、キーボードの[Shiftキー]を押しながらクリックすると複数選択ができます。
【図】文字部分を領域選択する

4.メニューの「領域」から「領域を太らせる」で好きな太さまで領域を太らせる

つぎに、ファイルメニューの「領域」メニューから「領域を太らせる」をクリックします。

太らせる度合いを入力します。数字が大きいほど、縁取りが太くなります。今回は度合いを3にしました。 
【図】領域を太らせる度合いを入力する

OKボタンを押すと、領域が広がります。 
【図】領域が広がる

5.奥のレイヤ(レイヤパネルの画面上では上にある方)を縁取りしたい色で塗りつぶす

領域を選択した状態のまま、奥のレイヤ=「LAYER0」をクリックして、アクティブな状態にします。 
【図】「LAYER0」をアクティブにする

つぎに、縁取りしたい色を選択し、ツールバーの「■塗りつぶし」ボタンを押して、塗りつぶします。
【図】「■塗りつぶし」ボタン

とりあえず黒で塗りつぶしました。
【図】縁取りの色で塗りつぶす

6.領域を解除する

「領域解除」ボタン、または「領域」メニューの「選択解除」で領域を解除します。
【図】領域を解除する

中の文字の色を変更したい場合

中の文字の色を変更したい場合は、LパネルのT字のボタンをクリックして、透明色保護モードにします。
【図】LパネルのT字ボタン

下の図のようになると、透明色保護モードになり、文字以外の部分=透明な部分には描画できなくなります
【図】Tボタンをクリックして、透明色を保護する

この状態で、好きな色で塗りつぶすと、文字の色だけを変えることができます。ためしに、白で塗りつぶしてみました。
【図】中の文字の色を白に変えた

縁取りの色を変更したい場合

縁取りの色を変更したい場合、縁取り以外の白い部分が透明ならば、中の文字の色変更と同じく透明色保護モードを使って色を変えることができます。

ただし、今回は「LAYER0」=新規作成したキャンバスのベースレイヤに縁取りを描画したので、透明色保護モードが使えません。

なぜかというと、「LAYER0」=新規作成したキャンバスのベースレイヤは白い部分が透明ではなく白で塗りつぶされた状態だからです。

なので、今回は透過色プレーンを使って色変えをします。

  1. 「LAYER0」をアクティブにして、Lパネルの「画像」ボタン→「プレー
    ンの追加と削除」をクリック
  2. 「追加と削除」画面で「透過色追加」ボタンをクリックして、「閉じる」ボタンをクリック
  3. ファイルメニューの「画像」メニューから「チャンネル間のコピー」をクリック
    【図】チャンネル間のコピー
  4. 「コピー元」を「明度」、「コピー先」を「透過色1」にしてOK(下のチェックは2つともはずす)
    【図】コピー元とコピー先の設定
  5. 「LAYER0」を好きな色で塗りつぶす

★注意★この方法を使う場合、最初の縁取りの色は必ず、それ以外の部分はでないといけません。

で、縁取りの色を赤で塗りつぶしてみました。
【図】縁取りを赤に変更

グラデーションで塗りつぶすこともできます。
【図】縁取りをグラデーションに変更

そのほか、テクスチャや写真などを貼り付けることもできます。

「領域を太らせる」を使って文字を縁取る方法・まとめ

ポイントは、

  1. 「領域を太らせる」を使う。
  2. レイヤを2枚使う。

あらかじめレイヤを2枚とも透明にしておけば、Tボタンクリックで「透明色保護モード」にして文字・縁取りの色のみ変更することも可能です。

ただし、レイヤが透明でない場合は、色変更は若干面倒になります。

それを除けば、一番シンプルで分かりやすい方法だと思います。

次回は「レイヤ2枚でマスクを使う方法」を紹介します。

★このシリーズをPixia講座にてまとめ記事にしました。Pixiaで縁取り文字を作る4つの方法

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