Pixiaで、写真をレトロっぽくする方法(フォトショの応用)

写真をレトロっぽい風合いに加工するのが最近流行っているようですね。

iPhoneアプリとかでもそういう系のアプリがいっぱい出ています。私もいくつか持ってます。(私はiPod touch4Gなんですが)

Pixlr-o-maticみたいにサイト上で画像加工できるwebサービスなんかもありますね。

色々便利なものはありますが、細かい調整をするにはやっぱり画像加工ソフトを使うのが良いかなとおもいます。

んで、今回は「Web Design LIBRARY」で紹介されていた、Photoshopで写真をレトロっぽくする方法を参考に、Pixiaで似たようなことができないか試してみました。

必要なのは手順は3ステップと、結構お手軽にできました。

(※なお、ここで使用しているのはPixiaバージョン5.40pです。ただ、他のバージョンでもできると思います。)

今回の参考サイト→「Create a Trendy Retro Photo Effect in 3 Easy Steps | Photo Editing

まずは画像を用意する。

何はともあれ、まずは加工する画像を用意します。

今回使ったのはこの写真↓
【写真】ねことねこ

で、この写真に色調補正をかけていくわけですが、参考サイトでは「調整レイヤーを使うと元の画像を直接いじらなくていいしやり直ししやすいからベターだよ」みたいなことが(多分)書いてあります。

ですがPixiaには調整レイヤー機能がないので、元の画像に直接補正をかけます。まあでも、実際やってみると大して問題ないのではないかと思いますが。

STEP1.色調補正の「赤」チャンネルを調整する

さて、まずは色調補正ダイアログを出します。ツールバー1のアイコンか、メニューバー「画像(I)」→「色調補正(T)…」をクリック。
【図】色調補正ダイアログの出し方

次に、「チャンネル」をにします。初期状態では「明度」となっている部分をクリックして、赤をクリック。
【図】チャンネルを赤に変更

今度は、「制御点」の数を3に変更します。初期状態では5となっている所をクリックして、3をクリック。
【図】制御点を3に変更

そうしたら、真ん中の■を上にドラッグします。カーブが下の画像のような感じになればOK。写真の色合いが赤みがかります。
【図】赤チャンネルのカーブを上に調整

調整が終わったらOKボタンを押して確定します。

STEP2.「青」チャンネルを調整する

つぎは、同じ要領で「青」チャンネルのカーブを調整します。

もう一度色調補正ダイアログを出して、チャンネルを「」に変更。制御点の数は3です。真ん中の■をドラッグして、カーブを下向きに調整してください。

★注意点★赤チャンネルの時とは、カーブの向きが逆になります。
【図】色調補正ダイアログを出して、青チャンネルを調整

こうすると写真の黄色味が増します。写真にもよりますが、あまりやり過ぎないようにしたほうが良いかも。

調整が終わったらまたOKボタンを押して確定します。

STEP3.「緑」チャンネルを調整する

最後に、「緑」チャンネルのカーブを調整します。

STEP1、2と同じように色調補正ダイアログを出し、チャンネルを「」に変更。

ここでまた制御点の数を変えますが、「緑」チャンネルだけは制御点の数を「4」にします。
【図】緑チャンネルの制御点の数は「4」

こうすると、上の画像のように、中央に制御点が2つ配置されます。

この2つの制御点をそれぞれドラッグして、カーブがゆるいS字型になるように調整します。
【図】緑チャンネルのカーブをS字型になるように調整

これが最後の調整なので、制御点を色々動かして好みの色合いになるように調整します。

ちなみにS字の上のカーブをきつくすると黄色、緑が強調されます。

また、S字の下のカーブをきつくすると、赤紫っぽくなります。

今回はこんな感じに調整してみました。下のカーブをやや大きくして、赤っぽさを強調しています。
【図】加工した画像

最後にもう一つ注意点を。これらの調整はすべてt値d値の影響を受けます。

もし色が変わらない(ように見える)場合は、t値d値が最大になっているかどうか確認してみてください。

なんでもない画像も、たった3ステップでけっこう雰囲気が変わります。ぜひお試しあれ!(^∀^)ノ

Pixia