【Live2Dアワード用作品制作ノート】段取り力とアナログノートの効用
Live2Dクリエイティブアワード2018用の作品を作るにあたり意識したことの一つが、「段取り」です。
行き当たりばったり、その場の思いつきで作業を進め一貫性が足りない……というこれまでの作品づくりの反省を踏まえて、今回は最初から計画的に進めることを意識しました。
企画段階
Evernoteにアイディアを書き出し、必要なモデル数や使用BGM候補などをリストアップ。
クリップスタジオペイントで絵コンテを描き、必要な原画を確定。
原画数が確定することで、〆切から逆算して一つの原画に何時間かけられるかが分かり、時間のかけすぎを防ぐことができました。
作業進行中
途中で、Evernoteから、手帳のマンスリーページとB5ノートで手書きして管理する方法に移行しました。
アナログ手帳・ノートであれば、パソコンの電源を落としてもアイディアやスケジュールを書き出すことができます。
また、ペンと紙で書くことで脳が刺激されるのか、書いていくうちに考えが広がる・まとまる という効果もありました。
マンスリーページ
- 予定・実行・リスケを管理
- 10月半ばに、締め切りである11月19日までの大まかな予定を書く
- 進行具合に応じてリスケ。完了した作業も書いていく。
何がどこまで終わっているか把握しやすくすることを心がけました。
B5ノート
- アイディア
- 問題点の確認
- 各作業工程ごとの細かい段取り
- 作業時間の見積もり
ノートにアイディアや問題点を書き出すことで、作品づくり全体を俯瞰して見ることができました。
細かい段取りも、ノートに書き出すことで抜け漏れが防げます。
また、時間の見積もりを細かく書き出すことでいかに時間が無いかが可視化され、「まだ余裕あるからちょっとサボろ……」を防止する効果もありました。
考え続けることができた
段取りを意識し、ノートや手帳でアイディアやタスク・スケジュールを管理したことで、常に全体を見通し現在地を把握することができました。
今やるべきことは何か。他にできることはないのか。
焦ったり迷ったりした時、紙に書き出すことで頭を冷やし冷静に現状を見つめることができました。
約3ヶ月という期間、途中で投げ出さず最後まで作品づくりを進められたのは、このアナログ手帳とノートの力が大きかったと思います。
紙とペンの持つ、「全体を俯瞰する力」や「考えをまとめる場」としての役割を再認識しました。
今後も、作品づくりにもそれ以外にも、アナログノートを積極的に活用して、楽しみながら考えることを続けていきたいと思います!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません